2019年8月号

人きらっとひかる

社員同士の仲の良さから生まれる
働きやすい職場を心がけています

 

株式会社 八幡屋礒五郎 MIDORI長野店 ここお小売部

田中 快枝さん

 

 ホテルのフロントや英会話講師などさまざまな業界を経て、2017年に八幡屋礒五郎に入社。なんと1年ちょっとの勤務実績で今年度の「おもてなし販売員コンクール」の最優秀賞に輝いた田中快枝さん。そこには、さまざまな職種を経験したからこそ滲みでる、第一線のおもてなしの心があります。田中さんを指名して来店される方も少なくないとか。はじけるような笑顔の秘密に迫りました。

受賞を知ったお客様から
いただいた手紙

5月15日㈬、長野商工会議所会員大会の席上で審査結果が発表され、表彰が行われた
 長野販売士協会(事務局=当会議所内)は、毎年、「“こころに残る”おもてなし販売員コンクール」を開催し、販売に携わる人々のおもてなし意識・資質の向上を支援しています。15回目を迎えた今回は、八幡屋礒五郎MIDORI長野店の田中快枝さんが最優秀賞に輝きました。
「実は接客は自信がなくて、受賞の話を聞いた時は信じられなかったんですよ。ほかにも素晴らしいスタッフさんがたくさんいるのに、私でいいのかしらって。でも大変光栄なことなので、コンクールに推してくださったお客様に〝あなたを推薦して良かった〟と思ってもらえるよう、接客についてもっと勉強しなければと気を引き締めているところなんです」。
受賞を新聞で知ったお客様が、わざわざ手紙を書いて持ってきてくださったことも。
「それが、本当に嬉しくて。いつでも読めるように手元に置いているんですよ」。
まるで、家族や親せきのように田中さんを思うお客様がいらっしゃるとの話に、仕事を越えて良好な関係を築き上げている様子がうかがえました。

一緒に働くスタッフも
お客様だと思って

 同社の販売スタッフとしては間もない田中さんですが、20代から30代はアメリカのホテルに勤めたり英会話講師として働くなど、さまざまなキャリアの持ち主です。その経験に裏打ちされた気配りや心配りが販売にも生かされて、今回の受賞につながったのでしょう。
人に接することが大好きで、今の仕事も楽しいと白い歯をこぼす田中さんは、その笑顔もチャームポイント。MIDORIが主催する「スタッフが選ぶスマイリストコンテスト」にも選ばれたほどで、清潔感のある髪型同様に爽やかさが印象に残ります。
「心がけていることは、働きやすい職場の環境づくりですね。これはホテル業界にいた頃に学んだことなんですが、一緒に働く仲間も一人ひとりが〝お客様〟だと思って接しています。そうすることでスタッフ同士の仲も良くなって、お店の柔らかい雰囲気がお客様にも伝わると思うんです」。

コミュニケーション力を生かして
海外へ七味唐辛子を発信

お客様に気軽に立ち寄っていただける雰囲気づくりを常に考えて行動している
 駅ビルという立地もあって、観光客や出張帰りのサラリーマンが多いのが同店の特徴です。商品のラインナップも多く、入社したばかりの頃は毎日が勉強、勉強の連続だったといいます。お土産にと長野名物の七味唐辛子を選ぶお客様に、好みに応じておすすめ商品を紹介したり実際に風味を味わってもらったりと、商品知識が豊富でないと自信を持って接客することはできません。時には、直営店ならではのサービスで七味唐辛子の店内調合も行います。常連さんの中には、田中さんに調合をお願いしたいと指名してくる方もいらっしゃるのだとか。
同社では、〝WASABI〟のように、信州発のブランド調味料として七味唐辛子を世界に発信していくことをひとつの目標に掲げています。
「フード・エキスポなどで海外の展示会にも参加させていただいたことがあるのですが、まだ世界では七味唐辛子の名前自体が浸透していないんです。海外で経験を積んだコミュニケーション力を生かして、いつかは何かお役に立てればと考えています」。
おもてなしの場は、長野から世界へ―。夢は、限りなく広がっていきます。
組 織 名 株式会社 八幡屋礒五郎
創  立 1736(元文元)年
業務内容 七味唐辛子の製造・販売
所 在 地 本社・工場/長野市柳町102-1
MIDORI長野店/ 長野市南千歳町1-22-6 駅ビルMIDORI長野店2階
TEL 026-232-3966
営業時間 (MIDORI長野店)9時~20時長野市出身。長野西高等学校を卒業後、アメリカ・ラスベガスに留学。学校の授業とホテルでのアルバイトを両立させながら、生きた英会話力を身につける。その後、帰国して東京のホテルに就職。さらに英会話講師などさまざまな経験を積み重ね、結婚を経て長野に帰郷。2017年に八幡屋礒五郎に入社、MIDORI長野店に勤める。


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