2021年5月号

View Point

柳澤 由英(やなぎさわ よしひで)

長野商工会議所青年部令和3年度会長
長野テクトロン株式会社代表取締役

1977年8月15日生まれ。平成17年長野テクトロン㈱入社、平成29年代表取締役就任。長野商工会議所議員、工業部会副部会長。

部会活動への参加を契機に
 自社業の発展に一層努め、ひいては
  地域経済の活性化に貢献します

 長野商工会議所青年部の令和3年度スローガンに掲げた「ONE NAGANO」の言葉通り、青年部が一つになり、えびす講煙火大会への積極的かつ能動的な協力をはじめ、各種事業に取り組んでいきます。今年度より親会(長野商工会議所)の部会に委員として参加させていただくこととなり、また長野市との連携も進んでいます。青年部の活動を通じて、何より自社業を発展させ、ひいては地域経済の活性化に努めてまいります。

 

青年部活動の集大成のつもりで
職を全うします

── 長野商工会議所青年部令和3年度会長に就任されての抱負をお聞かせください。

柳澤
 はじめに当青年部の紹介をさせてください。長野商工会議所青年部は、長野YEG(Young Entrepreneurs Group)と称し、長野商工会議所内の組織として日々活動に取り組んでいます。令和元年に日本商工会議所青年部第37回全国会長研修会を長野市で開催することになり、これを契機として平成29年に当時長野市内にあった青年部3支部(長野、篠ノ井、松代)が合併して、今年で5年目を迎えました。現在約130名のメンバーで構成されており、全国の商工会議所青年部(全国415単会、会員数約34、000名)が所属する日本商工会議所青年部(日本YEG)の一員となっています。
 今申し上げたように長野YEGは、平成29年の3支部合併により100名を超える組織となりました。思い返せば私が所属していた青年部篠ノ井支部は、合併前の会員数が20〜30名の組織でした。どんな事業をするのも心許なかった頃と比べ、合併して大所帯となったことで活動を行う際にも非常に心強く感じたものです。新組織が主管した全国会長研修会「信濃の國 ながの会議」が大成功を収めたのも合併が成った賜ですし、委員会活動も充実して互いに横の連携も取れ、シナジー効果も生まれています。まさに「数は力なり」の言葉を実感するところです。
 合併当初から私は、篠ノ井地区の代表として長野YEGの副会長を3年間務めさせていただきました。今年度は会長職を仰せつかりましたので、今までの経験を活かし、青年部活動の集大成のつもりで職を全うしたいと考えております。

 

スローガンは
「ONE NAGANO」

── 令和3年度はどんな言葉をスローガンに掲げられますか。

柳澤
 令和3年度のスローガンは「ONE NAGANO YEG! 今こそひとつに成し遂げよう長野YEG」とさせていただきました。昨年の10月に次期会長への就任が決まって以来、どんなスローガンにすべきかいろいろ考えましたが、やはりシンプルな言葉が一番響く気がしました。そして、昨今いたるところで耳にする機会が増えた「ONE NAGANO」という言葉の通り、我々青年部が一つになり、地域の皆様とも一つになる必要があると改めて感じたことが、この言葉を今年度のスローガンに定めた理由です。
 新型コロナウイルスが流行して早1年が経ちました。昨年度はすべて手探り状態で、青年部としての活動がほとんどできませんでした。今年度は少しずつやりたいことを進められる気がします。
 とりわけ、一昨年、昨年度と、当会の親会である長野商工会議所が主催する「長野えびす講煙火大会」が中止や延期となりました。えびす講煙火大会は、青年部にとっても積極的に関わっていきたい事業の一つです。今こそ青年部が「ONE NAGANO」=一丸となって活動し、積極的かつ能動的に携わっていきたいという思いを強くしています。

 

業種別部会への参加で
本来の商工会議所活動を

── 長野商工会議所や長野市とは、どのように関わっていかれますか。

柳澤
 今年度より、長野YEGのメンバー全員が親会(長野商工会議所)の業種別部会に委員として委嘱させていただくことになりました。業種別部会は、業界の動向や経営問題についての調査・研究、情報交換を行い、同業種や関係業種の会員との交流を深める場であり、そこで拾い上げた業界の声、会員の声を商工会議所事業に反映させるための重要な組織です。青年部メンバーがそこに参加することで、先輩経営者から様々な経験を学べるまたとないチャンスとなります。また、部会では我々が若手の立場から発言をしたり、意見交換したりしていくことで、商工会議所活動を一層活発にできると信じます。長野YEG五明直前会長の言葉を借りれば、まさに「百利あって一害なし」です。
 我々はあくまで長野商工会議所の会員です。今回の業種別部会への委員委嘱により、我々が商工会議所の活動に関わることに期待を膨らませています。長野YEGのメンバーは、部会活動を自社業の発展に活かすとともに、地域経済活性化に貢献してまいります。
 また、行政との関わりについては、2年前より「風会議」と称して長野市の若手職員と意見交換を行う場を設けています。会議に冠した「風」には、経営者の立場として行政との垣根をなくしたディスカッションを行い、官民の風通しを良くするという意味合いが込められています。
 先日も「まちづくり」「産業イノベーション」「観光」「コロナ時代の新しい行政」「人口減少問題」をテーマに、市職員15名と青年部メンバーがディスカッションしました。感染対策のためZOOMを活用してのリモート形式でしたが、活発な意見が交わされました。今後、ディスカッションから得た内容をまとめ、長野市に提出させていただく予定です。さらに昨年5月、長野市では「長野地域経済成長牽引プロジェクトチーム」による「長期戦略2040」が市長へ報告されました。この長期ビジョン実現に向けても、「風会議」において若手経営者の声を積極的に発信していくつもりです。
 なお、今年度は長野商工会議所青年部OB・OG会の設立を目玉事業にしています。先輩の方々には改めてご加入の相談に上がらせていただきます。
 また、令和4年度には長野市で日本商工会議所青年部第42回北陸信越ブロック大会の開催が予定されています。同ブロックには新潟県、石川県、富山県、長野県の4県の29単会、約3千名の会員が参加します。ブロック大会開催により、青年部のメンバーがおもてなしの精神を身に付けることもできますので、今年度は大会開催に向けた準備にも力を入れていきます。

 

自社業発展と地域活性化は
YEGの両輪

── 読者へのメッセージは何かございますか。

柳澤
 青年部には、若手経営者もしくはそれに準ずる方が入会していますが、その活動はボランティアではありません。本来の目的は自社業の発展、そして商工業発展を原動力とする地域活性化です。ゆえに現在130名の会員が200名さらに250名へと増えれば、力強い企業も増え長野の経済も盛り上がります。長野YEGでは交流と研鑽を積むことで、まずは我々会員企業がいかに活性化できるかを考え、何より青年部メンバーが「入会して良かった」と心から思える会にしていきます。若手経済人の皆さん、ぜひ長野YEGにご入会いただき、自社業の発展と地域の活性化に向け共に活動しましょう。

 

柳澤 由英さんの横顔
平日は来客や会議、出張等が続くため、週末に会社でゆっくり過ごすのが贅沢な時間。今年はいよいよゴルフにチャレンジする予定。


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