2017年5月号

View Point

野村 和正(のむら かずまさ)

公益社団法人長野青年会議所理事長
野村建設株式会社 代表取締役副社長
野村司法書士・行政書士事務所 代表

昭和54年長野市生まれ。平成17年野村司法書士・行政書士事務所代表、平成28年野村建設株式会社代表取締役副社長に就き現在に至る。平成21年長野青年会議所入会。総務財務委員長、会員開発委員長、副理事長を歴任して、平成29年度理事長に就任。

『夢』無限大 〜希望あふれる未来に向けて〜

 

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関 裕司(せき ゆうじ)

公益社団法人南長野青年会議所理事長
株式会社 セキ室内装飾 取締役副社長

昭和52年長野市生まれ。平成12年株式会社セキ室内装飾入社。平成20年取締役副社長に就き現在に至る。平成21年南長野青年会議所入会。会員指導力委員長、副理事長、総括副理事長を歴任して、平成29年度理事長に就任。

 

創造に終わりはない。やっちゃえ南長野

 2017年、長野青年会議所(以下長野JC)と南長野青年会議所(以下南長野JC)で理事長を務める野村和正さんと関裕司さんに、今年力を入れる事業などについてお話を伺いました。青年会議所が目指す「明るい豊かな社会」のためには、一人ひとりが一歩を踏み出し挑戦すること、そして地域を担う次の世代の若者たちに長野の魅力をきちんと伝えていくことも大切だとお二人は話します。

「明るい豊かな社会」を
目指して

── 青年会議所理事長に就任されての抱負をお聞かせください。

野村
 長野JCは一貫してまちづくり、人づくりに取り組み、今年で64年目を迎えています。我々は最終的に「明るい豊かな社会」を目指しているわけですが、漠然としたこの目標を実現するには、一人ひとりが自分にとっての希望や夢を描き、これを叶えるために何が必要なのか考え、行動すべきだと考えます。たくさんの人が自分の希望や夢に向かって一歩を踏み出せれば、まちはよくなります。そうしてよくなったまちを次の世代に残していきたい。私はこの1年、そういった運動に力を注ぎます。
 そんな想いを込め、2017年のスローガンに「『夢』無限大〜希望あふれる未来に向けて〜」を掲げました。一人ひとりの夢をかき集めれば、それはきっと無限の光になります。まちづくりや人づくりに明確なゴールはなく、未来を予想することもできませんが、各々が「こうなったらいい」に向けて取り組み、その過程で個としても成熟することで、地域に貢献できると思います。


 南長野JCは現在会員数が38名と少なく、近年メンバーに元気がないと感じています。もちろん会員数を増やすことにも力を入れますが、今会員である私たちが元気よく活動しないと、野村理事長もお話しした「明るい豊かな社会」の実現は難しいと考えます。だから、まず自分たちが挑戦する姿勢を見せることを私はメンバーに訴えています。果敢に挑戦して、たとえ失敗してもいいのです。やらないよりやった方がずっといい。皆の挑戦に対し、私が責任を取る覚悟で後ろ盾になるから、一緒に前を向いてやっていこうと話しています。まずは、一歩踏み出して挑戦することが、まちに光を与えることになると信じます。
 こんなふうに、メンバーが同じ方向を見てやっていこうよという意味で、2017年のスローガンは、「創造に終わりはない。やっちゃえ南長野」としました。継続事業もおざなりにせず、常に「創造に終わりはない」との想いで、地域のためにできることを考え挑戦したいです。

 

長野の魅力や資源を
若者に伝える事業を

── 今年度はどんな事業に力を入れますか。

野村
 新たな事業としては、9月に長野カンファレンスと題し、長野市にもご協力をいただきながら、教育・経済・まちづくりなどをテーマに長野市民に向けたセミナーなどを市民芸術館の公園で実施します。
 継続事業の長野灯明まつりや長野びんずるに関しては、今後も続けて長野の魅力として広くアピールするためにも、財源や人手をはじめ問題点を抽出し、一つひとつ潰して、事業を実施する基盤を鍛えることが今年の課題です。ほかには、青少年育成、中山間地対策、経営者育成、I・Uターン対策などもこれまで同様、事業を実施します。
 たとえば、青少年育成に関しては、子どもとともに自身も育つ親のあり方を考えた「共育」と、子どもに対しての人材育成にこれまで取り組んできましたが、今年もその方向で進め、親子の絆やコミュニケーションを強く深くする一方、親だけでなく地域で子どもを育てる環境づくりを目指しています。
 また、生産人口年齢の県外流出が問題になるなか、将来の人口増も視野に入れながら、長野の魅力、生活のしやすさを伝える場として、学生など若者向けのセミナーを実施します。 こうした場を東京などでも設けられたらいいですね。
 北陸新幹線延伸、善光寺御開帳という節目を経て、今後長野市がどうあるべきかについて、外からの視点や意見を採り入れていくべきです。また、長野地域だけでなく沿線全体の発展を考えたとき、市と市、県と県などの橋渡し役が必要で、こうした場面で長野JCが果たせる役割もあるはずです。JRなど民間も含め、大きなムーブメントを起こせたらいいなと思っています。


 恒例の南長野フェスティバルが、今年 10回目を迎えます。前回は南長野青年会議所創立55年・認証45周年記念事業として、イベントの企画から高校生に参加してもらい、市民の皆さんからも好評を得ました。今年も高校生に参加してもらうほか、長野商工会議所青年部にも声を掛けるなど、篠ノ井地域の諸団体にご協力をいただくつもりです。南長野JCが手がけてきたイベントですが、さらに市民の声に応えていくには、私たちの力では限りがあります。住んでいる地域をよくしたいとの想いは皆同じですから、たくさんの人を巻き込んだ市民参画型のイベントとして、新しい息を吹き込みながら、このフェスティバルを南長野の事業から長野市の事業へと育てていけるよう方向性を示す1年にしたいと思っています。
 まちづくりも人づくりも、地域の魅力、資源を自分たちが知り、これを伝えることが大切です。野村理事長も言ったとおり、若い人が長野へ戻ってこないのは、長野の魅力を伝え切れていないことが大きいと感じています。青少年育成に関して南長野JCでは、8月の夏休み期間を利用して、地域企業の皆さんにご協力いただき、職業体験を通して、地元を知ってもらうよう努めます。
 また、7月には篠ノ井駅前通りの活性化、地域の魅力の発掘を目的として、篠ノ井合戦まつりの開催日に合わせるかたちで、食のイベントの開催も考えています。コンテストで人気だった商品は、パルセイロのホームゲームでのブース出展や「食の合戦inながの」などでアピールするなど、外へ発信する機会も有効に活用します。
 ほかに、6月のわんぱく相撲には御嶽海関に来ていただき、日本の国技である相撲道から礼儀作法や相手を思いやる気持ちを育む計画です。

 

一緒に活動し、
成長する仲間を求めています

── 最後に、読者へのメッセージをお願いします。

野村
 ご存知の通り、青年会議所は40歳までしか所属できない組織です。40歳までだからこそできることがあり、活動の結果、結束の強い仲間もできます。「青年会議所は最後の学舎、専門科目はリーダーシップ論」と言われており、どなたかが言っていた通り、実地でリーダーシップが身につき、きっとあなたの成長の機会となります。興味のある人は、長野JCでも南長野JCでもお気軽にお声掛けください。一緒に長野を盛り上げていきましょう。


 全国初の1市2JCとして歩んでこられたのは、篠ノ井青年会議所を立ち上げた先輩方、そして認承に尽力いただきました長野JCで当時の日本青年会議所の会頭であられた(故)小野正孝先輩をはじめ先輩諸兄や地域の皆さんのおかげです。お世話になってきた地域にその恩返しをするためにも、このJCを閉ざしてはならないとの想いでいます。私どもも一人でも多く仲間とともに自己成長、地域のために活動できることを願っています。

野村 和正さんの横顔
暇があれば3人のお嬢さんと遊んでいたいと話す子煩悩パパ。              
 裕司さんの横顔
小学校から続けているスキーは、今も時間さえ許せばゲレンデに向かう。        


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