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   2012年 1月号 No.762

旅して楽しい、迎えて楽しい
そんな松代のお手伝いを


阿部 満枝さん
松代観光案内所






 松代観光案内所のスタッフとして、道案内から旅コースのアドバイスまで、松代を訪れる観光客の問合せに日々答えている阿部満枝さん。提供する情報のこまやかさに加え、旅が楽しくなるような応対ぶりが評判を呼んでいます。観光客にとって阿部さんは“松代で最初に出会う人”。その笑顔も、地域の魅力のひとつといえそうです。

会話の合間に相手の
“知りたいオーラ”が見えてくる


▲真田宝物館横の松代観光案内所。松代散策の玄関口として親しまれている

 松代観光案内所を訪れる人に応対する際、窓口の阿部満枝さんが常に心がけているのは、長々と説明しないこと。「ご案内はできるだけ簡潔に、そして楽しく。散策そのものが楽しみになるような情報をお伝えできれば」と、笑顔を見せます。
 「少し会話をしていると、相手の“知りたいオーラ”が見えるような気がするんです。それが強い方には、好奇心を刺激するような情報をプラスしてお話しします。時には“時間がないオーラ”を発する方も。そんな時は、短時間で松代の特徴を実感できるようなスポットやコースをご提案します」
 阿部さんの案内が「楽しい」と評判なのは、相手が求める情報にピントがぴったり合っていることに大きな理由がありそうです。

観光客と松代の人々との
ふれあいのきっかけをつくりたい


▲窓口を訪れた人々への小さなおみやげにと、仕事の合間に手作りした手裏剣と、つまようじ人形。実はこれが松代の隠れた人気みやげという人も

 たとえば「文武学校へ行きたい」という人には、まず行き方や見どころを簡潔に案内。その先に旧白井家表門があり、湯茶の接待を受けられるという情報をプラスします。また、その斜め向かいに続くのが、4代目藩主を輩出した屋敷の腰板塀であることなどをちょっと言い添えるのだとか。なるほど、文武学校を見るだけだったかもしれない旅に、地元の人との小さな交流が加わり、松代の旅がぐんと印象深いものになりますね。
 「エコール・ド・まつしろ」や「松代イヤー」を通じ、松代では、地域の人々が地元の魅力に改めて目を向け、熱心に発信するようになりました。今では100名以上のボランティアがさまざまなかたちでおもてなしに努めています。来訪する人々がそうした魅力を体感し、松代に根付いてきたおもてなしを実感できるような、「ふれあい」のきっかけを提供したいと、阿部さんは考えています。「六文銭食べ歩きチケット」や「まつしろワンプレート」など、阿部さんも企画に加わって職場や地域の人々と一緒につくりあげてきた旅メニューの数々にも、そんな思いが込められているのです。

地域を印象づけるのは人

 この観光案内所に赴任した5年前、千曲市出身の阿部さんにとって、松代は「道はなんとかわかる」という程度の未知の町でした。旅人の目線で散策し、旅人のような好奇心で訪ね回って知った詳細な松代情報が、今、旅する人々の気持ちに立ったご案内に生かされています。
 「建物も風景も旅の思い出になりますが、一番印象に残るのは、やはり人。人との出会い、ふれあいが、その土地のイメージとして深く心に刻まれるものですよね。観光窓口の私たちが、そのまま松代の第一印象になってしまう可能性も高いので責任重大。気持ちが引き締まります」と、背筋をのばしつつも、ふわりとした笑顔と話しぶりは、ごく自然体。今日も楽しい会話を通じて、松代の魅力を発信する阿部さんです。



事業所名:財団法人 ながの観光コンベンションビューロー
設立:1987(昭和62)年
事業内容:
長野市のコンベンション誘致・支援・情報収集ならびに広報宣伝、観光振興・各種観光行事等の支援等
所在地:長野市新田町1485-1 長野市もんぜんぷら座4F
TEL 026-223-6050

ながの観光コンベンションビューロー職員として松代観光案内所に勤務。赴任した5年前は道がわかる程度だった松代を、旅人の気持ちで歩き回り、今では自分の家の庭のように詳細に案内。知りたい情報を確実に伝えてくれる旅のアドバイザーとして信頼を集めている。




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