CCI

   2011年 5月号 No.754

人を、地域を元気づける
アスリートをめざして


代表  越 和宏さん
選手 田山 真輔さん
選手 煖エ 弘篤さん
株式会社システックス スケルトンクラブ






 冬季オリンピックが開催された長野市を拠点に活動を展開している「スケルトンクラブ」。この冬も世界各国を転戦し、成果を挙げてきました。代表の越さんを含め日本最高レベルの3人のアスリートたちが目標にしているのは、ずばり「世界一」。チームとして、また選手個人として、ひたすら上をめざす努力を続けています。

がんばりの支えとなる
「ひとりではない」思い


▲腹ばいの滑走姿勢が独特なスケルトン競技(田山選手)

 氷のコースを滑走するソリ競技「スケルトン」。最高時速125q以上を生身で、しかも腹ばいの姿勢で滑るダイナミックさと、100分の1秒単位というわずかなタイム差を競う繊細さを持ち合わせた個性的な種目です。
 この種目で、世界を相手に闘っている3人のアスリートが「スケルトンクラブ」の越和宏さん、田山真輔さん、煖エ弘篤さんです。
 越さんは日本のスケルトンの第一人者。ソルトレイクシティー、トリノ、バンクーバーと3つのオリンピックに日本代表として出場しました。バンクーバーには田山さんも日本代表として出場、また煖エさんは今期全日本選手権で初優勝し、ワールドカップへの初参戦を果たしました。
 この日本最高の3人を支え、会社ぐるみでクラブを応援しているのが、メインスポンサーである株式会社システックスです。
 スケルトンの競技そのものは孤独な闘い。厳しいトレーニングも自分との闘いです。それだけに応援してくれる企業や社員の存在は、選手の心の支えになっているようです。「ひとりではないという思いが力になります(田山選手)」、「モチベーションのひとつになっています(煖エ選手)」と、両選手。地域にプロのスポーツが根ざしていく原点を見た思いです。



世界のレベルで闘う
おもしろさ、そして感動



▲2010年全日本選手権では煖エ選手が優勝、田山選手が3位に輝きました。システックスの北村社長(右)とともに

 越さんたちは現在、日本中のスケルトン競技者・関係者が注目する「日本一」のチーム。活動の照準は日本だけでなく、世界に向けられています。
 彼らが取り組んでいるのは、綿密でハイレベルなトレーニングに加え、人間性の向上にも配慮したプログラム。長年、国際舞台を転戦し、そのレベルの高さと、世界的なトップアスリートの姿勢に触れてきた越さんが中心となって行う練習は、猛烈だといいます。
 「全員が一番になりたいという強い思いを持っています。勝利を手にする喜びも経験している。だから過酷な練習にも耐え、さらに強くなって、次をめざすことができるんです」と、越さん。実際、田山さんも煖エさんも、オリンピックやワールドカップの大舞台を体験し、そのレベルで競い合う喜びと感動を実感したそうです。
 今シーズンからのチームが目標とするのは2014年のソチ(ロシア)五輪。一層のレベルアップに向け、厳しいトレーニングが始まります。



今度は自分たちがみんなの力に

 東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方は、長野と同様、冬季スポーツのメッカです。越さんは学生時代を仙台で過ごし、煖エさんは仙台がふるさと。人や地域に元気を贈ることができるスポーツの力を信じ、チームとしてできることに全力を注いでいきたい考えです。
「応援、協力してくれる人たちがいるから、自分たちの今がある。今度は自分たちが力になれることを」と、異口同音に語ってくれました。




組織名:スケルトンクラブ
設立:2007(平成19)年6月21日
事業内容:株式会社システックスをメインスポンサーとし、スケルトンの選手層底上げ、スポーツとしての知名度アップを目的に、選手育成、「スパイラル」の有効活用、スポーツを通した青少年の健全育成を行っている。
所在地:(システックス本社)長野市岡田町78-11
TEL:026-226-7277(代表)
URL:http://www.systex-skeletonclub.com/

スケルトン競技の世界的アスリート・越和宏さんを代表とし、越さんを含む所属選手3名が活躍する日本で唯一のスケルトンクラブチーム。2003年から越さんを支援している株式会社システックスをメインスポンサーに、国内外の競技を転戦。2014年のソチ冬季オリンピックでの上位入賞をめざしてトレーニングを重ねている。




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