| |
2008年 6月号 No.719 |
|
|
 |
「オトナリ高原いいづな」へ
ようこそ。 訪れる人も、住民も、 みんなが元気になれる 「飯綱高原イヤー」へ
ご案内しましょう
菊池 好純さん
広告企画&WEB戦略 イデアプロモーション代表 NPO法人 飯綱高原よっこらしょ 副代表理事 飯綱高原イヤー実行委員会 運営本部・広報担当
|


この四月から長野市の観光キャンペーン「飯綱高原イヤー」が始まり、飯綱高原は今までにない活気に沸いています。市のキャンペーンとはいえ、官主導に頼らず、飯綱地域の住民が主体的に一連の企画、立案、PR、運営のすべてを行い、地域全体が盛り上がりを見せているのです。実行委員として広報を担当する菊池好純さんも、もちろん飯綱高原の住人のひとりです。
南県町のオフィスを拠点に、広告企画や各種プロモーションのディレクターとして活躍する菊池さんは、東京出身。平成二年に信州に移住し、十年ほど前に飯綱高原に自宅を構え、以来、同じ地域に暮らす人々と夢や課題を語り合いながら、コミュニティを育んできました。移住者が多く近所づきあいが希薄になりがちな地域で、住民同士の交流を活性化し、地域力を高めようと、「NPO法人飯綱高原よっこらしょ」の立ち上げ、運営にも参画。遊休農地を活用した農業や遊歩道整備などの活動が軌道に乗り始めた今年、飯綱高原イヤーがめぐってきました。
「この観光キャンペーンは、一年間にわたる長い ”お祭り“ですが、それだけで終わらせたくないんです。地域の人々が主役となって、飯綱高原へ訪れる人々と積極的に交流しながら魅力を発信し、さらに大きな魅力へと育てていく機会にしたい。そして将来にわたって続いていくものを地域に残すきっかけにしたいと考えました」
そこで菊池さんたちが打ち出したのが「オトナリ高原いいづな」というコンセプト。気軽に繰り返し足を運びたくなる長野市街地のオトナリ、風、鳥のさえずり、森の音、音楽、会話などいつも心地よい響きに会える ”音鳴り“…。そんなコンセプトのもと、自然体験、農業体験をはじめスポーツ・文化・食を楽しむさまざまなイベントが企画され、高原のあちこちで住民たちと参加者とのなごやかな交流が繰り返されています。
四月下旬の日曜日にも、飯縄山を目の前に望む「よっこらしょ農場」で、イベントのひとつ「いいづな農楽舎」が開催され、幅広い世代の参加者と住民たちが一緒になってジャガイモの植え付けに汗を流しました。平日はジャケットにネクタイ姿の菊池さんですが、この日のファーマースタイルも、なかなか堂に入っています。
観光施策と並行し、高原の木を利用し、住民とボランティアが自分たちの手で造るログハウスの計画も進んでいます。「完成後はビジターセンターにします。みんなで汗を流し、活用方法を話し合うことが、また地域力につながっていく。そうした元気や活気が訪れる人々にとっても魅力になると思うんです」と、菊池さん。飯綱高原がより魅力的な「オトナリ」になっていくことを予感させる、フレンドリーな笑顔が印象的です。
|

|