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2008年 4月号 No.717 |
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検定合格は 思い出深い高校3年間の うれしい成果。
柳澤 美保さん
長野商業高等学校3年生(取材時) 4月より長野県短期大学1年生
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パソコンに向かう柳澤美保さんが約十分の間に入力する文字は、実に一四〇〇〜一五〇〇字。入力ミスや誤変換がなく正確であることはもちろん、文章としての的確さにも配慮しながらのスピーディーな入力は、まさに「技術」です。柳澤さんは、「ひたすら練習して」身につけたという、この入力の速さをベースに、社会人でもむずかしいといわれる日本商工会議所主催の「PC検定」に挑戦し、昨年十月、みごと一級に合格しました。
PC検定で問われるのは、実務的な文書やプレゼンテーションのための資料を、代表的なワープロソフトであるMSWordを使って作成する能力。ベーシックから一級まで四ランクがある中で、一級は最上位にあたり、企業の管理職など責任ある立場の人が経営判断や意思決定を行う、あるいは助言する等の過程で利活用できる技術とされます。商業系の高校なので企業の仕組みや職制などを学習する機会があるとはいえ、現役の高校生であり、実社会での経験は会計事務所へインターシップで行った程度という柳澤さんにとっては、自分が作る文書の性質も、そこに出てくる専門用語や表現も、まるで未知のものでした。
「聞いたこともない文書や資料を、なじみのない言葉をいくつも使って、見やすく的確に作らなくてはいけないので、むずかしいと思いました。実務の現場を想像もできないので、作った文書が的確なのかどうかを自分で判断できないのも不安で…。いつも練習してきた ”速く打つ“というのとは全然違う緊張感がありました」。 とはいえ、筆記、実技それぞれ九十分の試験時間を「たっぷり」と感じたそうですから、なかなか冷静な受験ぶり。結果的に全国で二六人の一級受験者のうち、わずか六人の合格者のひとりとなり、しかも高校生は柳澤さんただひとりでした。
「びっくりしましたけど、やっぱりうれしかったですね。ワープロ部のみんなも一緒に喜んでくれて…」と、顔をほころばせます。
「同じ中学からこの高校へ来た同級生はひとりもいなくて、入学当初は友だちができるかどうかも不安でした。でもワープロ部で友だちや仲間がいっぱいできたし、高校生活はとても楽しかった。PC検定合格は、その高校三年間のひとつの成果のように思えます」。
うれしい合格の知らせは、柳澤さんが短大受験の面接を受ける直前に届きました。そのため、「自信を持って面接に臨むことができた」と、はにかむように話す柳澤さん。四月からは短大生として新たな道を歩み始めますが、その自信と、自ら努力して手に入れた一級という資格が、柳澤さんの今後の道を照らしてくれそうです。
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柳澤さんが卒業した長野商業高等学校にはクラブ活動の一環としてワープロ部・コンピューター部があり、生徒は顧問の先生の指導の下、文書作成や情報処理の技術を学び、実践的なスキルを身につけています。
昨年はPC検定で1級になった柳澤さんのほか、コンピューター部の3人が情報処理関連の国家資格試験に合格しました。 |
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