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2008年 2月号 No.715 |
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いつも出会っていたい。 何かおもしろいこと、 心躍ること。
島田 浩美さん
日和カフェ 店長
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ぱてぃお大門に隣接するタウン誌編集社「カントリープレス」の社屋一階。隠れ家を思わせる入口の風情に誘われて中へ入ると、開放感と知的な空気が漂う広いスペースに一瞬驚かされます。同社の社員食堂を兼ねるこの「日和カフェ」は、ご近所の主婦やお年寄り、市内のサラリーマン、観光客など幅広い層の人々が思い思いに喫茶や食事を楽しみ、時にはイベント会場として多くの人が集う場所。その店長を務めるのが島田浩美さんです。 数年前、島田さんは香港を皮切りに中国各地、東南アジア、中東、ヨーロッパ、北アフリカ、南米、中米、そして北米をめぐる二年間の一人旅を実現させました。旅が好きで、国内各地への旅やさまざまな旅行記に親しむうち、世界を見たいとの思いを募らせて必死で資金を貯め、二四歳の時、ついに実行したのです。
行き先も日程も気ままな、放浪のような一人旅。宿泊費をまけてもらう代わりに宿の仕事を手伝ったり、外国人旅行者の珍しい地域でカメラを盗まれ、また発見されたことで、地元新聞のトップに写真入りで紹介されたり…訪れる先々で、島田さんは現地の人々と心を通い合わせ、刺激に満ちた旅を続けました。それは心細いどころか、「一度も帰りたいと思ったことがない」ほど、楽しく充実した時間だったようです。
帰国後、島田さんはカントリープレスの社員としてタウン誌編集に携わった後、日和カフェの店長となりました。旅行中に会った人が信州観光の道すがら偶然このカフェを訪れ、思いがけない再会を喜び合うこともあるのだとか。店内に漂うなんともおおらかで自由な空気が、島田さんの印象と重なります。
「ここには経営を共にするスタッフみんなの感性が生きています。工事前はまるで廃屋でしたが、元々は生活雑貨店の古い倉庫。オーナー、スタッフ、設計士さん、みんなで顔をつき合わせ、あれこれ考えを出し合い相談を繰り返して、可能な限り元の建築を生かしてシアトルのブックカフェのようなたたずまいを創り上げたんです」。
店内の雰囲気作りはもちろん、メニューやサービスもみんなで工夫し、みんなで決めて提供するのが日和カフェのスタイル。オープンから二年が経過した今では、ここを気に入った人々からライブやコンサート、結婚パーティ、カルチャー講座など、さまざまな申込みや提案が持ち込まれるようになり、自主企画のイベントとあわせ、いつもニュースに満ちています。気負わず、でもこだわりを大切にしつつ、常に飽きない魅力を発信し続ける島田さんと日和カフェ。この場所から長野をもっと楽しい街に…そんな夢をスタッフと培う、一人旅ではない新しい旅と、彼女はここで出会ったのかもしれません。
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