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2007年 9月号 No.710 |
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街や人と一体感を持てる 路上ライブが私たちの原点。
[ma] ayaさん mayuさん
ミュージシャン
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長野で誕生し、長野を活動拠点にしているミュージシャン[ma]。二〇〇五年のスペシャルオリンピックス冬季世界大会で公式サポートソングを担当したほか、地元企業のCMソングやTV・ラジオ番組のテーマソングなどを耳にする機会もあって、長野市民にはとても親しみ深い存在です。ヴォーカルのayaさんとピアノ&コーラスのmayuさん、ふたりが奏でる楽曲の数々は、日々の暮らしの中で出会う風景や思いを、飾らない言葉と心地よい旋律で綴ったもの。昨今では地域を越えて多くの人々の共感を呼び、年々活動の幅が広がっているようです。前回からアルバムが全国展開されるようになったのを受け、昨今はライブやコンサートの会場も東京、名古屋、京都など日本各地におよびます。
そんなふたりが、長野市で毎月欠かすことなく行っているのが、南千歳町アイビースクエアの広場を会場にした「TULLY’Sライブ」です。準備から片付けまですべて自分たちで行い、誰もが自由に楽しめる日曜午後のプチライブは、街角の路上ライブそのもの。息の合った演奏を披露しながら、ふたりは街や観客の息づかいを肌で感じるひとときをいつくしんでいるかのよう。カフェのオープンテラスにくつろぐ人も、通りを行き交う合間に足を止める人も、駐車待ちで行列をなす車中の人も、肩の力を抜いて楽しげな表情で聞き入っているのが印象的です。
信州大学教育学部在学中に結成し、いったんは小学校(ayaさん)、幼稚園(mayuさん)の教諭となったふたりが、周りの後押しを受け、音楽活動に専心するプロとなって約四年。知名度が上がり、活動エリアが広がっていく一方で、曲作り、演奏活動、そして音楽を仕事とすることそのものへの悩みが深まり、苦しみ葛藤する時期も長かったといいます。それを乗り越えるため、ふたりはいつも時間が許す限り語り合い、互いがめざすことや歩む道を確認し合ってきたのだそうです。
三年の時を経て今回発売された新アルバムに収められているのは、そんな葛藤の時期を経た後で作った曲ばかり。今までの歩みを客観的に振り返りつつ、今後を展望していこうとするふたりの思いがちりばめられています。
「悩んでいる時はライブも苦しかった。でも最近とても自然に、正直に唄っている自分に気づきます。」と微笑むayaさん。「聞く人がそれぞれに自分の世界と重ねて何かを感じてくれたらうれしい」と語るmayuさん。イタリア語で「でもね」を意味するユニット名そのままに、悩みを「ma」と吹っ切って、ひとまわりスケールアップしたふたりが、そこにいました。
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