CCI

   2006年 4月号 No.693

妻は舵取り役、夫は駆動輪
バランスが絶妙です
永井 洋さん 真澄さん

プレッツェル




 「何ごとにも思い切りが良い妻と、何かあると考え込んでしまう僕。もし出会ってなかったら、自分の店は出してなかったと思う。ひとりではとてもここまで頑張れなかった。妻は舵取り役、僕は駆動輪。そのバランスがうまく取れてるのかなと思います」。

 今年一月、手づくりパンと洋菓子のお店をオープン。そのおいしさが早くも評判を呼び、リピーターも増え、夫婦で早朝から深夜までフル回転の仕事ぶりです。

 洋さんは横浜、真澄さんは東京の生まれ。高校卒業後進んだ、同じ都内の菓子専門学校で出会いました。それぞれ洋菓子店などで修業し、やがて結婚。洋さんは母校の講師を四年半務めながらパンづくりを一から勉強し直すなど、将来自分たちの店を持つ夢を実現するための準備をしてきました。

 そんななか二人が感じていたのが、東京での子育てへの「疲れ」。「七、八年前から、自然豊かな環境で子育てがしたいと、以前からよく訪れていた長野への移住を考えていたんです」。洋さんが小布施の栗菓子店で職を得たのをきっかけに四年前、長野にやってきました。

 ウッディな店内に並ぶのは、食パン、フランスパン、ハード系のドイツパンのほか、焼き菓子、プリンなど多彩な商品。「お客様には良くも悪くも、普通のパン屋じゃないねと言われるんです」と笑う真澄さん。普通のあんパンやカレーパンなどはありませんが、長野では珍しいパンやお菓子を見つけ、熱烈なファンになったお客様も多いのだとか。

 商品はどれも基本に忠実に、添加物などを一切使わずつくったものばかり。コストはかかっても素材にこだわり、安全・安心とおいしさを追求しています。「あえて声高に無添加とは言わないけれど、聞かれれば胸を張って、余計なものは入れてないと言えます」。

 夫婦二人でやっていければと始めた店ですが、すでに「二人でつくる量はとっくに超えていると業者さんに驚かれる」状態。ある程度の規模にするとともに、将来はカフェやレストランなど、食べる楽しみを提供できる店もつくりたいと夢は膨らんでいます。


プレッツェル

〒380-0803
長野市三輪4-4-1
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