
雨の日も雪の日も毎日店頭に立ち、明るく元気な京都弁で街行く人の心をつかむ、細川悦子さん。京都下鴨神社近くで生まれ育った生粋の京女です。母親の死を機に一年数カ月前、「雪山が大好き」で憧れ、何度も訪れていた長野に住まいを移しました。
京都では土産物店の店先で販売をする一方、贈答シーズンには企業に飛び込みセールス。店長に抜擢された現在の店でも、来店客倍増の実績を上げています。
「じっと待っているだけではお客さんは来ないじゃないですか。分かります?待ってる辛さ。だから自分で動き出したんです。ここでもそうです。私は外で売り込む。確かにしんどいです。めちゃめちゃ人が通ってるわけじゃなしね(笑)。でも活性化を人に頼んでたっていつのことやら分からへんし、結局は私たちがせないかんのかと、それで私は売り込みさせてもろうて。だから結構よう顔知られて、よそのお店行ったら、お宅だんご屋さんやね、とよう言われますもん(笑)」。
「京都は競争相手が多い。そういうなかで育ってる者にとって競争は当たり前、新しい発想するのも当たり前。同じ事やってたんではどないもならん。お金をかけることばかりじゃないと思うんですよ。商店街でイベントせなお客さん来ないなんて言うけど、個店が頑張らないで何とかしてくれと人に頼るのはあきまへんわいね。それにここの社長さん夫婦の人柄がとってもいいんです。だから、給料以上の働きをしなきゃならんという気持ちにさせられましたね」。
「京都は郊外に大型店はないんです。建てる土地はなんぼでもありますよ、でもつくらせない。京都は古いものを大切にするけど、長野はそれがないんよ。古いもの全部払ってしまってる。でも小布施はエライわあ。あれはええと思った」。
「私はこのキャラで、どこから来はりましたか、気いつけてお帰りやすと話しかけてコミュニケーションする。ご年配の方はこれがなかったらだめ。おだんご買って、お茶飲んで、私としゃべって。ここには ”癒し系“で来られるんですよ」。
長野の街に刺激を与えてくれる人です。