
CMで一躍人気者になった世界最小の犬種、チワワが今、大ブームです。飼いやすく、犬用の服を着せる楽しみもあって、何匹も一緒に飼う人も多いとか。
「東京に転勤して住んだ所が、ブランドの首輪をしたような犬のメッカだった(笑)。そんな中でオリジナリティを出そうと、うちのチワワ(女の子)用にワンピースを作って着せたのが始まりです。あの頃はチワワの服といえばトレーナーやTシャツばかりで、女の子らしい服がなかった。ないなら作ってしまおう、と思い立って。友だちにも作ってあげるうちにどんどん注文が増え、気がついたら寝る時間がなくなっていました(笑)」。
前島志保さんは、チワワ専用オリジナル・ワンピースのオーダーメードショップ「ちわわぱんだ」の代表。OL生活のかたわら、デザイン、生地集め、縫製まですべて一人で手がける商品をネット販売し、「チワワのワンピース」という商品カテゴリーをつくり上げてきました。
犬用といっても、手抜きは一切なし。「サイズが小さいだけで、刺繍や飾りを含め縫ってある部分はとても多い。もともとうちの子用に趣味で作っていたもの。自分が納得できないものは絶対作りません」。
そんなこだわりが、「カワイイ服を着せたい」という飼い主の絶大なる共感を呼ぶ一方、前島さんは殺到する注文に悲鳴をあげることに。そのため「今は注文を受け付けるのは一、二カ月に一度。しかも、二カ月待ってもらうのが前提です」。
あくまで自分の主義やこだわりを優先し、共感してくれる顧客のみを相手にした展開が可能なのもネット販売のメリット。それでも朝から深夜まで、自宅リビングのテーブルで作り続ける日々が続きます。
「最近すごく人気なのが『ちわぱんBaby』というチワワの赤ちゃんの産着。そういう商品がなかったので作りました。また『ファーストわんぴー』も人気。飼い主にとっては大きなイベントである、お散歩デビュー用の服として選んでいただいています。想像してみてください、こんな小さい犬たちが何匹もフリフリのワンピースを着て歩いていく姿を。カワイイでしょう!」。
最近初めて、ニューヨークのチワワオーナーにも商品を販売したとか。前島さんのワンピースを着て愛嬌をふりまくチワワたちが、海の向こうでも増えそうです。