2019年4月号

View Point

宮﨑 弘章(みやざき ひろあき)

公益社団法人南長野青年会議所2019年度理事長
有限会社宮﨑電気専務取締役

 

昭和54年4月8日生まれ。平成20年南長野青年会議所入会、平成25年南長野の幸せ創造委員会委員長、平成28年専務理事、平成31年理事長就任。

青年である今だからこそ、泥臭くも自由で
 積極的な「蒼い情熱」をもって、
  南長野地域の未来への橋渡し役を担います

 南長野青年会議所が活動する南長野地域は、公園施設や歴史・文化に恵まれ、昨今人口が増えている非常に可能性のある地域です。私たちは、この世代にしかない「蒼い情熱」をもって未来に向けた橋渡し役を担い、皆さまに「住んで良かった」と思っていただけるまちづくりを推進していきます。また、単年度制の強みを活かし、情熱をもって全力でJC運動に取り組みます。

「住んで良かった」と思える
地域を目指して

── 南長野青年会議所2019年度理事長に就任されての抱負をお聞かせください。

宮﨑
 今年度がスタートしてすでに3カ月が経ちました。今取り組んでいることが、南長野地域の未来のためになればと願っています。
 この地域は、ベッドタウンとして昨今人口が増えてきています。一方、ベッドタウンであるからこそ、暮らしの拠点より勤め先のある中心市街地に賑わいを求める人が多いイメージがあります。そうではなく、住んでいるまちを盛り上げることが、市全体の経済的発展につながると私は思うのです。南長野地域は、茶臼山・南長野運動公園などの素晴らしいハードや、歴史・文化に恵まれています。篠ノ井駅西口の開発も今後進みます。また高校も多く、将来を担う潜在的な人材が多いことも強みです。これらをもっと発信し、また活かし、地域を元気にする事業を展開することで、南長野地域に住んで良かったと多くの方に思っていただけるよう努めます。そこに、1行政区2JCとして認承されている意義もあると思うのです。
 2019年度のスローガンは、「蒼い情熱を以って未来への橋を架けよう」としました。JCは20歳から40歳までの世代なので、まだ青臭い部分を残しています。ただ私はそれを、ベテラン経済人の皆さまが備える熟練とは違う、土臭くも自由で積極的な情熱と評価しています。10代の無邪気さと、知識豊富な先輩方の冷静で現実的な判断力、その中間にある情熱こそ、我々にしかないものです。この「蒼い情熱」をもって未来に向け、世代間の、地域と地域の、人と人の橋渡し役を担っていきます。
 今年、川中島幹線道路改良事業に伴い、南長野青年会議所(以下南長野JC)が部屋をお借りしていた長野商工会議所篠ノ井支所が、10月に建て替えられます。南長野JCがこれまでとても良い条件で部屋をお借りできていたのも、多くの先輩方や関係各位の皆さまが、私どもの運動に共感しご理解いただけていたからだと、改めて考える機会となりました。これを機に、改めてこれまでの協力関係の強化と、新たなネットワークの構築を進めていきたいと思います。

南長野フェスティバルを
地域の風物詩に

── 特にどのような事業に力を入れていかれますか。

宮﨑
 お話したスローガンのもと、地域の活性化を目指す事業、会員増強とその資質向上を目的とした事業、未来を担う子どもたちを対象とした青少年育成事業、世界との友情を目的とした国際交流事業を展開します。
 地域の活性化を目指す事業では、たとえば例年11月23日から12月25日まで1カ月間実施する南長野フェスティバルが挙げられます。このイベントを、南長野JCが単独で行う事業から地域の風物詩へと昇華させるべく、昨年より長野商工会議所様にも加わっていただき実行委員会を設けました。今年も長野商工会議所様には多くの面でぜひともご協力いただきたいですし、今回は実働の部分でも実行委員会の意見を汲み取り、広く地域の皆さまに楽しんでいただけるイベントにしたいと考えています。
 次に会員増強ですが、これは内部的には最優先項目です。今年度南長野JCは、31名でスタートしました。近年では最低人数に近い人数です。少数精鋭といえば聞こえは良いですが、この広い地域を統括して活動するのであれば、会員をもっと増やす必要があると考えます。多くの会員で、2年後に控える創立60周年・認承50周年の節目を迎えたいと考えます。
 JCしかない時代からJCもある時代へと移りましたが、JCの活動にはほかの団体の活動と比べて緊張感があるように感じます。それは、メンバーが想いを共有する同志であり、はじめにお話した情熱に燃えているゆえだと思うのです。この違いを地域の青年により広く理解してもらえるように、昨年暮れの総会で準会員規定を変え、入会までの負担を少しでも軽減できるシステムをつくりました。
 また青少年育成事業の1つに、わんぱく相撲があります。県内では5JCが主管し、各地域の代表が集まって県大会を行い、そこで勝ち上がった上位4名が全国大会に出場します。昨今の御嶽海効果もあって参加人数が非常に増え、今年から女子大会も始まるなど、盛り上がりを見せています。大会を通じて子どもたちに礼儀・礼節を学んでもらうことが大きな目的ですが、真剣勝負の果ての結果に一喜一憂する彼らを見ると、私たちも胸が熱くなります。相撲協会をはじめ各団体と連携を取りながら開催にこぎつけるのは大変な仕事ですが、やった分だけ私たちの喜びや達成感も大きいイベントです。これからも力を入れてやっていきます。
 国際交流事業では、西大邱青年会議所との姉妹締結から35周年を迎えました。昨今の日韓情勢はあまりよろしくありませんが、私たち民間交流は熱い友情と強い仲間意識で互いを尊敬しあう良い関係を築いています。国家間のことはどうあれ、この交流は続けるべきですし、さらに絆を深めていきたいと思っています。4月には韓国からこちらへ来てもらいますし、6月に韓国済州島で開催されるASPACでは、西大邱と合同ブースを出す予定です。
 韓国は儒教の国で、しかも徴兵制度があるので、JCメンバーを見ていても目上の方に対する礼儀がしっかりしており、見習うべき点があります。また、西大邱に限らず海外のJCでは、地域のほかの団体など周りを巻き込んだ運動を積極的に行っています。特に人数の限られている南長野JCは、長野商工会議所様をはじめ、多くの団体と連携を取りながら事業を展開することが求められますので、そうした点も大いに参考にしています。

貴社を担う人材を
ぜひ南長野JCへ

── 読者の皆さまにメッセージがありましたらお願いします。

宮﨑
 長野商工会議所の会員事業所の皆さまには、ご子息やこれから会社を任せたいとお考えの人材をぜひ南長野JCに預けていただきたいと思います。きっと素晴らしい人間に磨いてお返しします。
 長野商工会議所の会員事業所で社長や会長をお務めの皆さまも、JCのOBでいらっしゃる方が多いと思います。ご自身が現役のときは、もしかしたら、会議もろくにやらず夜遅くまでお酒を飲んでいたというイメージがおありかもしれません。しかし、JCも今は体質を一新しました。会議や例会運営、そして資質向上の場を通して社会人としてのマナーや付き合い方を学べる場でもあります。
 JCに入ることで、さまざまな団体と交流も持てますので、この地域社会がどういった仕組みで動いているのか学ぶこともできます。また、長野市長はじめ行政や経済界トップとの交流を通じて学ぶことも多いでしょう。自分を成長させるチャンスにあふれた場所ですので、ぜひ多くの方に入っていただきたいと思っています。

 

宮﨑 弘章さんの横顔
「趣味は子育て」と話し、自由な時間は目一杯家族サービスに充てる。2人の息子さんと一緒に、冬はスノーボード、夏はキャンプを楽しむ。


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